巷では、よく「カクテルは３口で飲め。」などと言われる。
あるバーテンダーによると、「そもそも酒と果物を強制的に混ぜたものだから、時間が経つと、分離してくる。」 と言うことになる。だから、３口とは言わないまでも、短時間で飲み干すのを奨める。

　もっとも、世の中には、とても３口では飲み干せないカクテルが存在する。
例えば、銀座『クール』のオリジナル・カクテルクール・スペシャル （使っているラムは７６％のロンリコ１５１）や、 『パリ』のミントジュレップ （ここでは９６％のウォッカスピリタスを使用）がそれである。
それでも、なるべく短時間で飲むようにしている。（どっちもキツいんだ、これが。）

　 カクテルがもっとも美味しいのは、出来たて。だからカウンターに座り、 目の前でバーテンダーが作ったものを差し出してもらう。これだとなみなみ注いでくれるし。 （よくバーテンダーに「口をつけて飲んで下さい。」と、言われる。）
　テーブル席に運んでもらうとすると、こぼさないように量は少な目 （ちなみにクールのバーテンダーはカウンター席に出すカクテルよりグラスの縁から液面を１〜１.５mm減らすと言っていた）になるから損だと思うのだが。
・・・一寸意地汚いか？