スノースタイル
 マルガリータやソルティー・ドッグなどに見られるスタイルで、レモンを使いグラスの縁に塩や砂糖などをつける事を言う。
 方法は、以下の通り。
1. 半切りレモンの切り口にグラスを斜めに当て、一定の角度でグラスを一回りさせる。(写真)
2. 塩(または砂糖等)を盛った平皿にグラスを下向きのまままっすぐ押し込む。(写真)
3. グラスを持ち上げ底を叩いて、余分な塩(または砂糖等)を落とす。
ポイント
用意する塩は何でも構いません。味に拘るならば自然塩が良いでしょう。またマルガリータ・ソルト(写真)というものも市販されていますのでこれを用いるのも良いでしょう。
砂糖は、グラニュー糖で充分です。
塩(または砂糖等)は多くつけすぎない事。
そのためには、半切りレモンにグラスを当てる際の力加減に注意。強く当てると果汁がグラスに付きすぎて必然的に塩も多く付く。(こうなると底を叩いても落ちきらない。)
目標はグラスの縁全体にうっすらと、かつ均一に付いている事。
スノースタイルのグラスにカクテルを注ぐときは、量を少な目にすると良い。
(飲む前にグラス内側の塩とカクテルが混ざり合う事のないように。塩に触れない程度の量をグラスに注ぐ。)
  
 
レモンピール
 ピールとは果物の皮のことで、仕上げにレモンなどの皮の一片を折り曲げ、香りをカクテルに飛ばし風味付けする事を言います。レモンが殆どですが、オレンジの皮を使う(オレンジピール)事もあります。
 方法は、以下の通り。
親指大に切ったレモンの皮を親指と中指で上下に挟み、人差し指を皮の内側に当てる。
グラスの斜め上20cm位のところに持っていき、皮を折り曲げるようにしてピールする。
 レモンピールにおけるプロのこだわり
 レモンの皮に含まれる油成分には苦みと香りの2種類の油成分がある。苦み成分の油は重く、香り成分の油は軽くピールにより漂うそうである。斜め上からピールする事により、苦み成分の油はグラスの外に落ち、香り成分の油のみを受け取る事ができるそうである。従ってカクテルに苦み成分を加えたい場合には、グラスの真上でピールする。場合によって使い分けするそうである。